徒然の記

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2005年8月2日(火) 睡蓮

蓮田のすぐ近く、距離にして500mもあるでしょうか。
名月峠に近いほうに睡蓮が咲いていました。
蓮は茎の先にそれぞれ花と葉を付けて水面から上にありますが、睡蓮は花も葉も水面に浮かんでいます。
どちらも見事な花です。





2005年8月3日(水) 虫食い葉

一枚の桜の虫食い葉がふわっと落ちてきました。
小笹の枝先に小さな虫食い穴が入りました。
なんという偶然でしょう。
風が吹くと、虫食い葉は角度を変えます。


草刈を終えたばかりの出来事です。


葉の黄色が美しい。


2005年8月5日(金) 柿木 桜 ツタ

工房の柿木と桜は徒然の記によく登場します。
このふたつの木にツタらしきものが張り付いています。
木に良くないので取り除くのですが、やがてそれらしきものが這い登っていきます。
ツタと木の表情をアングルとサイズを変えて撮影してみました。











2005年8月7日(日) 虫食い葉〜その後

昨日は雷が鳴り響いて、突然の雨に見舞われました。
今日は立秋で、暦の上ではもう秋ということですが、暑い日が続きます。
先日、ふわっと落ちてきた虫食い葉。
今日はもう丸まって変色していました。
桜の木には予備軍が大勢いますが、あのような偶然はほとんどないでしょう。
虫食い穴も多いので、意外と可能性があるのかもしれませんが。






2005年8月8日(月) 緑濃く

水田もまるで暑さの蓄積がそうするかのように一層濃い緑になってきました。
暑さも最盛期を迎えているようです。


2005年8月9日(火) 衆院解散

昨日の参院本会議での郵政民営化法案の否決を受けて小泉首相は直ちに衆院を解散しましたが、調べてみると1993年の今日、細川内閣が発足していました。
時代をさかのぼると、1871年、明治4年の今日「士農工商四民の斬髪勝手たるべき事」という太政官布告が発布されています。
農工商の人たちはどのような頭をしていたのか知りませんが、武士はちょんまげ頭から自由なスタイルにすることが許されたわけです。
散切り頭に変え文明開花(西洋文明の受容)を迎えたわけですが、今回はどのようなことになるのでしょうか?

2005年8月12日(金) コガネムシ

コガネムシの面白い行動に出くわしました。
大勢のコガネムシが雨上がりの湿った粘土質の地面を掘って、地中に入り込もうとするのです。
潜り込んで、やがて出て来ましたが、何をしたのかわかりません。


2005年8月13日(土) この虫、何?

この写真の中に虫がいますが、おわかりでしょうか?


時々、工房にやって来る「ナナフシ」です。
擬態が上手です。
少しくらい手で触っても、逃げようとしませんが、「バレタ」と思うと一目散に逃げます。
下の写真だと、すぐに見つかってしまいます。


2005年8月14日(日) キツネノカミソリ

篠山の篭坊温泉の近くにキツネノカミソリが咲いていました。
秋に彼岸花が農村風景を彩るように、今の季節、この花が彼岸花と似た風情で咲いています。
能勢の棚田の近くにも大量に咲いていました。
キツネノカミソリはヒガンバナ科の野草です。


ヒガンバナ同様、目立つ花です。




2005年8月15日(月) 仲良し

カブトムシとカナブンは仲が良いようです。
顔を近づけて蜜を吸っていました。
違う種類の昆虫がこのように接近するのは喧嘩を除いて、このとき以外にはないでしょう。


幹の下から切ったクヌギ。青々と葉をつける。

2005年8月16日(火) ヘクソカズラ

気の毒な名前がついていますが、美しい花です。
万葉の時代はクソカズラと言っていたようです。
いつの間にか屁まで付いて本当に気の毒です。




2005年8月17日(水) センニンソウ(仙人草)

センニンソウという野草だそうです。
馬も牛も食べない有毒植物です。
馬酔木もそうですが、白い花はイメージと違って毒を持つものが多いのでしょうか。




2005年8月18日(木) ウスバカゲロウ

飛ぶのが苦手な感じで、弱弱しく飛んでいました。
その名前からも感じられるようにはかなさを漂わせているのがウスバカゲロウです。
幼虫はアリジゴク



2005年8月22日(月) 炭焼き窯

時々通る道沿いに炭焼き窯があります。
現役の窯らしく、大量のクヌギが道沿いに積まれていましたが炭焼きの現場は見ることはありませんでした。
今回、初めて見ました。
窯は能勢町に程近い猪名川町にありますが、豊能町を含めてこの地方は以前は炭焼きが盛んでした。
池田の菊炭のブランドで茶の湯の世界では名が知れていました。
最近は炭を焼く人はほとんどなく、この窯は貴重な存在です。
サラリーマンを退職した人たち数人で炭を焼いています。
昨年の11月から冬の間を中心に週一回くらいのペースで焼いていたということでした。
やはり冬のほうが質の良い炭が焼けるようです。










昨年、今は使われてない近所の炭焼き窯を紹介した際、能勢の炭焼き窯をいずれ報告すると言っていましたが、今回の窯とは違いますのでまたの機会に取り上げましょう。

2005年8月23日(火) 処暑

処暑・・・「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」(暦便覧)
とあります。
「処暑は暑さが止むと言う意味。萩の花が咲き、朝夕は心地よい涼風が吹く頃だが、台風シーズンでもある。」との解説がありました。
まさにこの言葉通り季節は移ろいつつあります。

2005年8月24日(水) ヤマハギ

ハギの花が咲いていました。




2005年8月25日(木) ツリガネニンジン(釣り鐘人参)

夕方撮影したためかなり弱っていますが、キキョウ科特有の気品を持つ美しい花です。
なにか涼やかな音が聞こえてきそうです。




2005年8月26日(金) ミドリカミキリ

工房の明かりを消そうとすると、ロクロの前に緑色に輝く昆虫がいるのに気づきました。
カミキリムシに似ていますが、ふつうよく見るカミキリムシに比べるとやや小さく、細長く、脚が長いので何かな、と思っていました。
調べてみますと、やはりカミキリムシで、「ミドリカミキリ」と言うそうです。







以前、タマムシ(玉虫)を紹介しましたが、同じような感覚を覚える昆虫です。

2005年8月27日(土) 賢治が、ヘーゲルが

1969年の8月27日、「男はつらいよ」の第一作が公開されたそうです。
今、BSで「男はつらいよ」全48作を放送中です。
そんなに時間は経っていませんが、昭和の遠い懐かしさを感じさせます。
また8月27日は後生に影響を与えた人が生まれています。
1896年に宮沢賢治が、1770年に弁証法のヘーゲルが、BC551年に儒教の孔子(陰暦)が、1910年にマザー・テレサが。
これらの人のことを思い浮かべると落ち着いた気持ちになります。

2005年8月28日(日) ミズヒキ

ミズヒキを見かけるようになりました。
寂しい感じの風情のある花です。




2005年8月29日(月) エノコログサ

通常、ネコジャラシ。
猫のしっぽの感触のようでもあり、猫をじゃらすとき使ったようでもあります。





2005年8月30日(火) ススキ

昨年ススキを紹介した場所に行ってみました。
やはり同じようにススキが生えていました。
時は廻っています。





2005年8月31日(水) ニラ

栽培していたものが野生化したのでしょうか。
道端にニラの白い花が咲いていました。








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