徒然の記

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2005年10月5日(水) 個展準備

間近にせまった個展の準備で何かとバタバタしていまして、「徒然の記」もなかなか手が回りません。
今月に入って素焼き1回、「イッテコイ窯」「灯油窯」それぞれ1回、それにもう1回焼く予定です。なんとあわただしい。

先日出来上がったDMもインターネットで探したサイトで印刷してもらいました。
版下さえ作れば、低額な料金でDMが送られてきます。
便利になった反面、従来の印刷屋さんや版下制作に従事されている人たちは泣かされていることになります。
親切な対応で、格安で上質なDMを作っていただいたgraphicさんには感謝しています。






2005年10月6日(木) 黒化粧カップ

黒化粧土を使ったカップを作ってみました。
白と黒の器はシンプルで、現代感覚にマッチしているようです。
下の模様を刻んだカップは試作品です。




2005年10月7日(金) 「しのぎ」と「色彩」

色の付いた素地を削って、やきものでは削ることを「しのぐ」と言いますが、しのいで、化粧土を掛けて、素焼きし、釉薬を掛けて焼成したものです。
下の作品は薄い色をぬって釉薬を掛けて焼成したものです。




2005年10月8日(土) 刷毛目片口

白化粧土を藁を束ね筆を作り、勢いよく塗ったものです。
刷毛目と言います。
釉薬の光具合を抑えた仕上がりをしています。



2005年10月9日(日) 十人十色

9月15日に「十人十色」の素焼きの状態を紹介しましたが。
焼きあがった黒はいろいろな表情の黒に仕上がりました。
同じ黒でも「十人十色」でした。
茶香炉も黒で仕上げてみました。









2005年10月18日(火) 姫路・個展終了

姫路の中井三成堂画廊での個展、昨日で終了しました。
寅さんのようなおじいさんが毎日来られて、毎日楽しい話をたくさんして行かれました。
寅さんは数十年来、絵を描いておられ、その絵を見せてもらいましたが、簡素な線にサット色をぬった感じの絵で大変に魅力的でした。
この日はイラストレーターであり画家の川口陽子さんが見えられ、寅さんはしきりに話をされていました。












寅さんと川口さん。テーブルの上の絵は川口さんのもの


川口陽子さんのホームページです。


2005年10月20日(木) 粉引きの器

表面が光らない粉引きの釉薬が以前から出来ないものかといろいろ試していましたが、違う釉薬を作るはずがなぜか、光らない粉引きの釉薬になりました。
今までの固定硬直した考えを止め、もう少し柔軟に考えると、その道理も解ってきます。
私にとっては発見でした。


2005年10月22日(土) 土瓶

久しぶりに土瓶を造りました。
籾殻を焼いた灰を主成分にした釉です。
なかなか溶けにくい釉で、最初は焼成不足だったので、2回焼きました。
水切れもよく、まあまあの出来でしょうか。




2005年10月25日(火) アサギマダラ

可憐な蝶が、優雅にフンワリ、フンワリと飛んでいました。
大きな蝶で、アゲハチョウくらいあったでしょうか。
この蝶は春になると北上し、秋になると南下を繰り返す「渡り」をする蝶として知られているということです。その移動の範囲は海外まで及ぶことが最近になって明らかになりましたが、全貌はまだ明らかではなく、謎の蝶です。
優雅な飛形からはその秘められた能力は想像できません。





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